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汗濡れという現象とその対策

ダンボールの大敵と言えばやはり湿気が挙げられます。

水分を含んでしまうとダンボールが溶けたり破れてしまったりし、大切な商品や品物を腐らせたり、カビを発生させたりしてしまいます。

コンテナに入れられたダンボールは、色々な気候のところに送られます。

そこで、心配になるのが、コンテナそのものが汗濡れと呼ばれる、結露などから起こる水分の発生です。

国際間の物流や大陸における長距離輸送では汗濡れは、非常に頭の痛い問題です。

在来船からコンテナ船に変わったいまでは、数量不足・盗難・破損などのクレームは著しく減少しましたが、汗濡れは依然として大きな問題です。

とくにコンテナの場合は密閉性が高いだけにそうした現象が激しくでる場合もあり、注意が必要です。

実際、コンテナカーゴのクレームの大半は汗濡れ事故だと言われているほどです。

温度低下による空気中の水分の結露もありますが、温度が上がるときにも結露して水分の影響を受けることがあります。

寒冷地で積み込まれた製品が暖かい地方に移動すると、外気温は上昇し、製品の温度上昇は外気の温度上昇より遅れ、冷たい状態が続きます。

このとき、製品の表面に触れた空気が冷やされるため、空気中の水分が結露して製品の表面に付着することになります。

その結果、製品に錆が発生したり、ラベルがはがれるなどの影響が出ます。

このように製品の表面に結露が生じた状態を"スウェット・オン・カーゴ"と言われています。

例ば、冬季の米国北部東岸の港を出て、パナマ運河に向かうコンテナ船で温度差が大きく、変化の速度が速いため、この影響を強く受けます。

コンテナ内の製品や梱包資材が湿気を多く含んでいる場合、コンテナ外の温度が低く、外板の温度がコンテナ内の空気露点を下回ると、コンテナ外板の内側で結露がはじまります。

冬季にパナマから米国北部東岸に向かう船の、暴露甲板上に積まれたコンテナに多く見られる現象です。

パナマ近辺の大きな気温の変化を経た後には、含有水分の多い製品や梱包資材を積載したコンテナの中には蒸発した水分が充満しており、船が高速で北上したとき、この温度低下の影響は激しいものがあります

そして海上コンテナが老朽化しメンテナンスが不十分であれば、天井に穴が開いているものがないとはいえません。

穴が開いていれば、光が差し込んできますので、すぐにわかります。

また、ドアのシール(ゴム状のもの)もチェックしてください。

ドアのシールの不良のため、外部から海水・雨が浸入することがあります。

船会社はコンテナが汚れてくると清掃することになり、必要であれば、水洗いもします。

このため、荷物を積むコンテナが十分に乾燥していない状態の場合も考えられますので、そんな場合はコンテナの交換、あるいは、十分に乾燥させてから使用してください。

防止策としては、水分を大量に含む木材などの包装材料をコンテナ内からできるだけ少なくすることです。

どうしても必要なときには、できるだけ乾燥したものを使用してください。

このことを怠るといくら乾燥剤を使用しても無意味になります。

木製パレットを使用した場合、1個30kgパレットを24個使用して、20フィートコンテナに積荷を積み込むと、コンテナ内の木材料は全部で720kgとなり、木材の含水量を30%と換算すると、水分量はなんと216kgにもなります。

この水分量を減らすために木材の量を減らすことが必要なのです。

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